カルビーでは2011年東証一部上場以降、海外事業の拡大を経営戦略の柱としており、同2011年7月当時韓国3位のヘテ製菓と合弁会社ヘテカルビーを設立する[15]。その中で開発されたのがハニーバターチップである。カルビーは取材に対し、ヘテ側がしあわせバタ〜をベースにシーズニングをアレンジした、と答えている[16][9][17]。

2014年8月、韓国内で発売する[7]。それまでの韓国のスナック菓子は辛味か塩味しかなかったためハニーバターチップの甘じょっぱい味が新鮮だったこと、また韓国の芸能人がSNSで宣伝したことから、韓国国内で爆発的売上を記録し品薄状態になり店頭で行列ができるほどとなり、社会現象にまでなった[7][8][18]。同年12月日本で期間限定しあわせバタ〜が発売されると、ハニーバターチップを買えない韓国人が買い求めたという[16][9]。

結果、韓国のポテトチップス市場規模の拡大にも貢献している[18]。爆発的売上によりヘテ製菓の株価、その親会社であるクラウン製菓の株価も好転した[19]。農心[20]やロッテ製菓と他の韓国内の製菓会社も類似品を発売、「ハニー」「バター」を入れ似たパッケージを用いた食料品・化粧品・スマホケースなど様々コピー商品が作られた[21]。