米航空宇宙局(NASA)の火星探査機「マーズ・リコネサンス・オービター(MRO)」がこのほど撮影した、火星に出現したクマの顔のように見える地形の画像が公開された。
 2006年から火星の周りを回っているMRO探査機は、太陽系に投入されたものとしては史上最高の性能を持つ高解像度カメラ「HiRISE(ハイライズ)」を搭載している。
 画像を公開した、HiRISEを運用する米アリゾナ大学(University of Arizona)の研究班は、幅が約2キロあるとされるこの「クマの顔」について、「V字の陥没穴を含む丘」が鼻で、「クレーター二つ」が目、「円形の亀裂」が頭のように見えると説明した。