広島県で人口流出が加速している。総務省の2022年「住民基本台帳人口移動報告」によると、転出者数から転入者数を引いた「転出超過」は9207人と前年より28・6%も増加。

 2年連続で都道府県別ワースト1となった。新型コロナウイルス禍に伴う「上京控え」の傾向が薄らぎ、関東圏への一極集中が進む反面、地方の中でも広島県の求心力低下が深刻となっている。

 転出超過は36道府県で、広島県に続く全国2位は愛知県の7910人。前年比2・9倍に急増している。3位が福島県の6733人、4位は新潟県の5830人、5位は兵庫県5625人だった。
 中国地方は全県とも転出超過で、広島県以外では岡山県5527人、山口県2807人、島根県1802人、鳥取県1323人だった。

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