福岡市教育委員会は1日、市立中学校と進めてきた校則の見直しについて、検討結果の概要をまとめて公表した。今年度中に、市内69校すべてで「合理的説明ができない校則」をなくすことができるという。

【写真】理不尽な校則は「「校長の一言で済む話」と、生徒主体の見直しに疑問を投げかける名古屋大大学院の内田教授=本人提供

 市教委と市立中学校校長会は2021年4月、保護者や県弁護士会、LGBTQ団体などの代表らからなる校則検討協議会を設置し、校則のあり方などを協議してきた。各中学校ごとに生徒や教員、保護者らが参加する校内校則検討委員会を設け、具体的な見直し作業を進めた。