岸田文雄首相は1日の衆院予算委で、同性婚の法制化に関し「極めて慎重に検討すべき課題だ」と述べ、否定的な考えを改めて示した。同性カップルに結婚の自由を認めようとしない理由について「家族観や価値観、社会が変わってしまう課題だ」と強調した。

 首相が指摘する家族観や価値観は、日本社会で圧倒的多数を占める異性愛者の、婚姻に関する固定観念を指すとみられる。結婚の自由を願うLGBTなど性的少数者の求めに応じれば、固定観念を重視する層の反発を招きかねないとの認識が透ける。

 質問した立憲民主党の西村智奈美代表代行は「実現を待っている方々の声を過小評価しないでいただきたい」と批判した。

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岸田首相は4日午前、性的少数者(LGBT)や同性婚カップルを差別する発言をした荒井勝喜(まさよし)首相秘書官(55)について
「政権の方針とは全く相いれないものであり、言語道断だ。進退を考えざるを得ない」と述べ、更迭する考えを明らかにした。
首相公邸で記者団に語った。
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