門脇小とどこで差がついたのか…慢心、環境の違い

2011年3月11日に発生した東日本大震災によって被災した。震災当日、一部の生徒は下校していたが校内には240人の生徒が残っていた(全校生徒300人)が、地震直後より教師の誘導の元に裏山に登らせた。一旦下校して戻ってきた人数を含めて275名の生徒が裏山に登った。
生徒の保護者らも迎えに学校に来ていたが、『いちいち確認できない』として保護者も山に登らせた。校舎には新たに避難してくる人を誘導するために4人の職員が残っていた。やがて住宅や電柱をなぎ倒して津波が押し寄せてきたので、校舎に残っていた40人の住民と職員も急いで裏山に避難した。
門脇小学校では、かねてより裏山への避難訓練が実施されていた。そのため、未曾有の大地震があった際の意思決定でも揉めることなく、教師・生徒・保護者に至るまでスムーズに行われたと考えられる。