2019年新春 加藤綾子×藤井聡太 対談
加藤「藤井くん、高校に進学してから環境は大きく変わりましたか?17歳だと女の子とか、将棋以外の誘惑も出てくると思うんだけど」
藤井聡太「どうですかねぇ?学校は中高一貫なので大きくは変わってません。それから学校では将棋の話はしないんです。鉄道の話をすることが多いです」
加藤「鉄道の話で思い出したけど藤井くん乗り鉄なんだよね?私も一緒!電車乗るのってワクワクして好きなんだ~。オススメの電車とかあるのかな?」 藤井「それなら長野ー塩尻間を走るおはようライナーがオススメです。まずシートが…(話が続く)」
加藤「すご~い!それ初めて聞いた。私のこと、連れてってくれるかな?」 藤井「はい。機会があれば…(照)」

加藤「対局で学校に出られない日はどうしてるのかな?友達に授業のノートを借りたりする?」 藤井「そういう時もあります。大体自分からお願いすることが多いですね」
加藤「女の子にも頼んだりするの?」 藤井「いや。笑 そのケースは記憶にないです」
加藤「でも藤井くんにノートを貸したり、お話したい女の子はたくさんいるんじゃないかな?聞いたところによるとね。加藤一二三さんはクラスでノートを貸してくれた女の子がなんと、今の奥さまだそうですよ?」
藤井「へー、それは知りませんでした!すごく素敵なエピソードですね。僕には無縁かもしれないですが笑」

加藤「えっ、じゃあ、もし私が藤井くんのクラスにいて、制服着てるでしょ?「藤井くん、昨日対局だったでしょ?はい!ノート貸してあげる!」って言ったらどうかな?」
藤井「ん~?や、はは。それはどうでしょうか…う~ん(照)」
加藤「想像してみてどう?」 藤井「(黙り込む)」

加藤「藤井くん、あれだけすごい指し筋を見せるのに苦手な棋譜もあるみたいだね?じゃあこうしよう。好きな食べ物はある?」
藤井「…う~ん。嫌いな物以外は何でも大好きですねぇ、こういう言い方はおかしいかもしれないですが笑」
加藤「嫌いな物は何なのかな?」
藤井「一応、きのこ…です。…あのーまぁ、全種類を食べたことはありませんが、おそらく殆どがダメかと。実際に食べたことがあるのは。シイタケ、なめこ、エノキくらいですが…」

加藤「キノコダメなんだ?!えっー、私は大好き!シイタケの傘をお口に含んだお汁の味とか、なめこのヌルッとした感じ、堪らないんだけどなぁ~!ダメですか?」
藤井「まぁ、その柔らかいような歯応えがあるような独特の食感と、風味が苦手で食べれませんでしたね」
加藤「きのこの王様のマツタケは?食べたことある?軸がこんなに太くてね、傘が盛り上がった…香りたっぷりの芳ばしいのをお口に含むとアツアツの汁が滲み出てくるんだけど」
藤井「マツタケですか笑 アレはとても希少なものですし、僕のような身分ではまだ食べたことがないのですが。どうなんでしょう。笑 お好きな方には素晴らしい物だとは思います」
加藤「マツタケは食べたことないんだ?今度一緒に食べてみようか?試したら癖になっちゃうかもよ?」

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