秋元康による帯コピーは「その坂道を、彼女は何百回も上り、何百回、下っただろう? そんな勾配のある坂には見えなかった が、実際に歩いてみると、結構しんどく、息も切れて来る。荷物のある日は、大変だっただろうな。それに、ある日を境に、彼女は43人の集団を率いなければいけなくなった。一人なら、自分のペースで 進めばいいが、大人数となると、その坂道が憂鬱に思える日もあっただろう。でも、僕が知る限り、坂道を歩く彼女はいつも微笑んでいた。その坂道をそれだけ、好きだったんだと思う」。秋元がキャプテンとして背負ってきたものの大きさと、誰からも愛される魅力を、温かく労いに満ちた言葉で表現した。