◆ウンチするのにバケツを持っていく
さて、今年の「堆肥戦闘」期間、街中ではどのような光景が広がっているのだろう。両江道の協力者の報告をまとめてみた。

「労働者は毎朝、人糞の入った袋を背負ったり、『クルマ』(小型リアカー)を引いたりして出勤します。工場では庭を番号で区分けして、そこに職場別に集めた堆肥を積んでいきます。

所属する団体別、企業別、人民班別に生産競争をさせていて、組織で設定した区間では他の団体や人民班の人が人糞の収集をできないようにします。

ウンチをする時には共同便所にバケツを持って行きます。その自分のウンチに石炭の灰や残飯、排水場のドロなどを混ぜて持っていかなくてはならないので、毎朝うんざりさせられます」