【篠塚和典】巨人ドラ1浅野翔吾、初キャンプは不慣れも多いが日常生活で決して横柄な態度は禁物

 最後に技術的なことを触れておく。タイミングを取る時にグリップの位置と肘が高い。こうなると、ピッチャーの動きに合わせてタイミングを取る時、グリップが体の後ろに回ってしまい、タイミングが遅れ気味になる。

 そして、もう少し両腕の柔軟性を意識することだ。ガチガチに力が入った構えに見える。本来はバットに添える右手の力を緩めるくらいの意識で、腕の動きに柔軟性が出てくるとタイミングの取り方もスムーズになる。

 悪いクセは早い段階で直した方がいい。細かく指摘することはないし、あまりいじらずにプロの水に慣らしてやりたい現場の思いも分かる。パッと見て、これは本来の正しい動きに改めた方がいいことは、若い浅野には適切なアドバイスになる。タイミングは打者の根幹を成す。あえてそこは指摘させてもらった。(日刊スポーツ評論家)

https://news.yahoo.co.jp/articles/358c4f8653a88cad928607fba7bb1a98a22bc933