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西武の打撃練習。秋山&山川、メヒア&浅村がペアを組んで打っていた。5、6球で交代。これを4、5回のサイクルで回す。交互に打つスタイルは、選手の希望だ。球を振り切るための工夫だろう。

山川は豪快だ。打つ形より、とにかくインパクトの瞬間、体ごと球にぶつけているように見える。おおざっぱにも映るが、実は入念だ。「強く振るのに細かさはいらない。でも、形はティー打撃でしっかり体に覚え込ませる。打席に立って無意識にできるように」と嶋コーチ。12球団トップのチーム総得点、打率を誇る強打の一端に触れた。

普段取材する阪神は、2人1組で4分半から5分近く、左右投手をそれぞれぶっ通しで打つスタイルだ。分量はトータルで50球ほどで、西武とあまり変わらない。球団関係者は「振る力をつけるためという意図もある」と話す