“アラスカ上空で「何らかの物体」を戦闘機で撃墜” 米発表
2023年2月11日 6時48分
アメリカ・ホワイトハウスの高官は、アラスカの上空を飛行していた何らかの物体を戦闘機で撃墜したと発表しました。誰がどのような目的で飛ばしていたものなのかは現時点で不明だということで、アメリカ軍は残骸の回収作業を進めて解明を急ぐことにしています。

アメリカ・ホワイトハウスのカービー戦略広報調整官は10日、会見でカナダとの国境に近いアラスカ北東部の上空を飛行していた何らかの物体を戦闘機で撃墜したと発表しました。

この物体は小型車ほどの大きさで、上空およそ4万フィート、およそ1万2000メートルで飛行し、操縦できるようなものではないとみられ、実質的に風によって飛行していたということです。大きさ、飛行高度などいずれも先週アメリカが撃墜した中国の気球とは異なるとしています。

撃墜は10日、バイデン大統領の指示で行われ、飛行高度から民間の航空機の飛行に危険をおよぼすおそれがあったためだとしています。

この物体について誰がどのような目的で飛ばしていたものなのかは現時点で不明だとしていて、アメリカ軍は残骸の回収作業を進めて解明を急ぐことにしています。