>>402
この映画の成り立ちを考えるため、客観的な事実をあげておく。

映画のエグゼクティブプロデューサー、井上伸一郎氏(株式会社KADOKAWA副社長)が、昨年3月、ネットニュースのインタビューで語ったところによると、もともとの企画者は俳優の津川雅彦氏(故人)であり、角川歴彦会長に話を持ち込んできた。角川会長から「これを映画化できないか」と、門田氏の原作を手渡されたのが2015年ごろだという。

津川氏といえば、熱烈な安倍晋三応援団の1人だった。2012年9月に発足した「安倍晋三総理大臣を求める民間人有志の会」で発起人、2015年10月に発足した安倍首相直轄の有識者会議「『日本の美』総合プロジェクト懇談会」では座長をつとめた。

津川氏は『Fukushima 50』の完成を見届けることなく、亡くなったが、この映画にはしっかりと政府のカネがついた。文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)である。いわば、安倍政権ご推奨の作品というわけだ。

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