今回の地震でトルコ国内の県の中で5000人を超える最も多くの犠牲者がでているのがトルコ南部のハタイ県で、NHKの取材班は10日、最も甚大な被害を受けた街のひとつ、中心都市のアンタキヤに入りました。

街の至るところで建物が倒壊し、道路もあちらこちらに亀裂が走っていて、道路は渋滞していました。また、倒壊した自宅の前にテントを張ったり、農業用のハウスの中で避難生活をおくったりする人の姿もありました。

住宅が立ち並ぶ地区では救助活動が難航し、4階建てのアパートが倒壊した現場では、外国の救助隊が来たものの重機などがないためがれきを取り除くことができず、近所の人たちが手作業で救助活動をしていました。