交通事故で亡くなった元プロ野球選手の入来智さん。現役引退後、介護士として故郷の宮崎県都城市で生活していた。事故は10日午後9時50分ごろ、都城市野々美谷町の信号のない交差点で発生。入来さんの運転していた軽自動車が都内在住団体職員の男性(33)の乗用車と出合い頭に衝突し、軽乗用車が衝撃で近くの畑に落下。
スポニチ本紙の取材に応じた都城署によると、乗用車がぶつかったのは、入来さんが乗っていた右側運転席で「軽乗用車は前部凹損で大破していた」という。近くを通りかかった人が「畑の中に車が落ちている。50代ぐらいの男性の意識がありません」と110番通報した。入来さんは病院に運ばれて午後11時45分ごろに死亡が確認された。
軽自動車と乗用車同乗者にはそれぞれ1人の同乗者がいたが、ともに軽傷だった。乗用車を運転していた男性にけがはなかった。
現在、事故原因について捜査中。男性が通った道路には一時停止の標識と停止線があったという。