近年では、GODIVAが「義理チョコをやめよう」などという広告を打ち出すなど、従来のバレンタインを見直そうという動きが徐々に社会に広がっている。

テレビ朝日アナウンサーの弘中綾香さんも、その考えに共感する1人だ。2021年のインタビューで「義理チョコは廃止でいい」と語っていた。

「いったい誰が得をするんだろう」

弘中さんはバレンタインデーを「無くなったらいいと思う日があったら、堂々の1位」と捉えているという。
その理由を2021年2月に発売した初のフォトエッセイ『弘中綾香の純度100%』の中で詳しく綴っていた。

「バレンタインの義理チョコと年賀状は、もともと廃止でいい」と考えているという。ハフポスト日本版は2021年に弘中アナに取材した。その際、バレンタインデーに感じる違和感を次のように語っていた。

例えば、好きな人にチョコレートとか贈り物を贈る機会になっていることに関しては別に何も思わないんです。
でも、なぜ女性が男性に対して「日頃の感謝を込めました」みたいな感じで贈らないといけない「風習」になっているんだろうとは感じます。

自身がかつて『ミュージックステーション』を担当していた時には、スタッフの数が多く、実際に100人以上にチョコレートを贈った経験があったという。