大卒女性の生涯未婚率は高いが、それ以上に深刻な高卒男性の「結婚できない問題」
https://news.yahoo.co.jp/byline/arakawakazuhisa/20230213-00336841

◆高卒が結婚できない時代へ

深刻なのは高卒以下の男性の未婚率の上昇である。

1990年から2020年にかけての推移をみると、男性はどの学歴の生涯未婚率も一様にあがっているが、特に高卒以下の上昇幅が大きい。

日本の婚姻数が激減しているという話は、周知の通りだが、婚姻数を減らせているのは、初婚同士の婚姻数の減少が大きい。つまり、それは同時に未婚率の上昇と同義になるが、その大きな要素を占めているのが、高卒男性と大卒女性の未婚率の上昇なのである。

この要因には、給料のあがらなかった若者の経済的環境と無縁ではないその中でも、もっとも打撃を受けたのが、高卒男性ということになる。

「金がなければ結婚できない」といわれて久しいが、そのうち「学歴がないから結婚できない」ということになるのだろうか。そして、身も蓋もない言い方をすれば、「子の学歴を決定づけるのも親の経済力」だったりする。

経済力という世襲型階級制によって、結婚も子どもを持つことも選別されてしまうのか。

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