最も一般的な石筍は二次生成物として通常は石灰洞内にできる。この石筍の形成は、地下洞窟内のある一定のpH条件下で、鉱物を含んだ地下水から沈殿する炭酸カルシウムなどの晶出によって起こる。

Ca(HCO3)(aq)
2 → CaCO(s)
3 + H2O(l) + CO(aq)
2
もとになる炭酸カルシウムは主に石灰岩の形で存在し、二酸化炭素を含む水に溶解して地下洞窟内で炭酸水素カルシウム水溶液となる。

石筍は形態用語であって、岩石種としては結晶質石灰岩である。天井面からの鍾乳石が長く成長し、床面の石筍と連結すると石柱を形成する。

石筍には普通に触れるべきではない。皮脂は、石筍表面に付着し流れる鉱水の表面張力を変え、石筍の成長に影響を及ぼしうるからである。人間の接触による油分や汚れは染みをつけ、恒久的な色合いを変えるおそれもある。んやで