飲食店での迷惑行為を撮影した動画がSNS(ネット交流サービス)で相次いで拡散されたことを巡り、「餃子の王将」を展開する王将フードサービス(京都市)は、店内のテーブルに置いていた調味料を撤去した。「カレーハウスCoCo壱番屋」を運営する壱番屋(愛知県一宮市)も、卓上に備え付けていた福神漬けを取り除いた。

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 王将フードサービスは9日から、店内のテーブルに置いていたギョーザのタレ、ラー油、酢などの調味料を全て撤去した。タレは小皿に入れ、ラー油などは客の要望を受けて店員が運んでいる。

 「餃子の王将」では、ギョーザのタレの瓶に虫が入った動画がネットに投稿された。これを受けて9日、ホームページで「当該動画が投稿された時期、内容に類似する事案が当社のフランチャイズ店にて発生した事実を確認しております」とのコメントを発表。店内のタレは全て廃棄し、保健所が衛生管理状況を確認したという。

 壱番屋も今月から、国内の全店舗(1217店)で、卓上に備え付けていた福神漬けやソースを客の注文を受けてから提供する運用に改めた。

 「カレーハウスCoCo壱番屋」では約3年前、福神漬けを客が直接スプーンで食べる動画がSNSで拡散した。今回の対応について、同社は「心配しているお客様に配慮し、衛生管理対策を強化した」と説明している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c1a4ceb969db6b21f2b700863d769cdd51fcd58