て2013年に成人約4000名を対象に行なわれた厚生労働省研究班調査では、およそ421万人がスマホ依存であると推計されています。この数値は2008年の同様の調査と比べ、1.5倍に急増しています。
また2013年に13~18歳の約10万人を対象に行なわれた厚生労働省研究班調査では、およそ52万人がスマホ依存であると推計されています。
2013年に10~25歳の約2600名を対象に行なわれた総務省の調査では思春期青年期年代でスマホ依存傾向が高いという調査結果が出ています。
4.速やかな治療が必要です

依存状態にある人の脳の画像研究では、
自分や相手の感情の読み取りに関わる部分
注意力、記憶力などの認知機能に関わる部分
などが萎縮するといわれています。

脳の発達途上にある思春期・青年期では、さらに影響が大きいと考えられています。その年代でスマホ依存に陥ると、膨大な時間が失われ、豊かな体験や学習する機会を失ってしまいます。
又、脳だけでなく体への影響としては、肥満、視力の低下、腰痛、頭痛の原因となるだけでなく、熱中するあまりエコノミークラス症候群になってしまうこともあり、命にかかわる状態になることがあります。
スマートフォンは身近なものとなっておりゲームやSNSなど便利な機能がつき簡単に楽しみが得られ、興味や関心が刺激され続けた状態となり、さらなる楽しみを求めて長い時間使用したくなり、やがて自分の力ではやめられなくなってしまう依存状態に至ります。依存状態が長引くと深刻な引きこもりに至ることがあり、このためスマホ依存は速やかな治療が必要です。
5.当院で行う治療について

昼夜逆転の生活が長引いて生活リズムを取り戻しにくい
学校や家で楽しいことや得意なことが見つからない
現実の人間関係が苦手
何となくネットの時間が長くなっている
社会に出ていく自信が持てない
など、お困りの方をサポートいたします。