キングヘイローの競走生活の終盤、福永騎手はほとんど乗っていない。それでも引退レースを終え、種牡馬として栗東から旅立つ同馬を見送りに駆けつけた。
 坂口元師 調教の一番忙しい時間帯だったと思う。馬運車に積み込むところへ自転車で来て、最後まで見送ってくれた。なんて律義な男だと。そういった行動を私の厩舎だけでなく、みんなに自然にできる。それが福永祐一という人物。

福永も武史みたいに泣いたんかな