ポルトガルのカトリック教会で、過去70年間に少なくとも4800人以上の未成年者が性的虐待を受けた可能性があるという報告書がまとまりました。

ポルトガルのカトリック教会は、世界各地で聖職者たちによる未成年者への性的虐待が相次いで明らかになったことから、独立した調査委員会をつくり、およそ1年間にわたって調査を行ってきました。

委員会は13日、首都リスボンで記者会見を開き、調査の結果、1950年からのおよそ70年間で、少なくとも4815人の未成年者が聖職者たちから性的虐待を受けた可能性があるとする報告書を発表しました。

被害者の大半は10歳から14歳の少年だったということで、委員会は500人に上る被害者が名乗り出ているとしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230214/k10013979891000.html