【巨人】坂本勇人もレギュラー確約なし!原辰徳監督「昨年みたいに走れなかったり本塁打5本では魅力的ではない」

 「今、レギュラーで構えていいのは丸のライト、中田(翔)のファースト、和真(岡本)のサードぐらいでしょう。勇人(坂本)は昨年みたいに走れなかったり、打率はそこそこだとしても本塁打5本(14年ぶりの1ケタ)では魅力的ではない」

 実績十分の遊撃・坂本だけでなく、昨年自己最多132試合出場の二塁・吉川も競争枠の一人とした。

 「尚輝は今年が勝負ですよ。昨年はまあまあ安定していた。でも、そこに勝負強さが生まれれば。あれだけのゲーム数に出てあの打点数(31)じゃあね」

 昨年は1番打者での先発出場がチーム最多89試合。今年も吉川は1番の有力候補だが、打順も競争の中で見極める。新人の萩尾、門脇、新外国人のブリンソンの1番も「可能性はあるでしょう」と答えた。

 「1番バッターが一番重要でしょう。1番バッターが出てきてくれれば比較的オーダーは固まりやすくなる。尚輝がなってくれるなら、それはそれでいい。しかし、相手がくみしやすいと思っているかもしれない。そうならないように誰が出てくるのか。我々もしっかり見ていく必要がある」

 吉川への期待は大きい。だから新副将の肩書も与えた。主将・岡本和がWBC出場のため不在となる那覇キャンプからの約1か月間はキャプテンを務める。

 「楽しみですね。(主将像は)尚輝流でいい。形は自分でつくらないと。どういうやり方であっても期待したい。キャプテンだからレギュラーというわけじゃないけど、一回りも二回りも大きくなってほしいね」