そんな苦い思い出も、今では糧となっている。

「自分はメンタルが弱い人間だったので、それからは『なにくそ』ぐらいの気持ちでやらなきゃなって思うようになりました。見下すぐらいの強い気持ちがないと、プロに入ってもビビっちゃうのかなと。いざ自分が何かやるって時は、見下すぐらいの気持ちでやらないとなと思いました」

 萩尾は昨年までの3シーズンで0本塁打も、今春は5本塁打を放つ活躍。堀井哲也監督も「凄い成長スピードですよ」と目を細める。50メートル6秒00の走力も魅力で、プロではトリプルスリーが目標。「またプロの世界で会えたらいいなって思います」。上の舞台で再会し、感謝の気持ちを伝える。


村上に感謝してしてるやん!