https://news.yahoo.co.jp/articles/bd94a77e9bbcc15bc8f7a5e0e99a22819fb4ee82

大久保 自分の評価がどうしてもヒットを打つとか、打率が大事になっちゃっているんですよね。秋季練習のソフトバンクとの練習試合で3本、ヒットを打ったんです。でも、追い込まれてチョコン、チョコンと打ったヒット。3本ともです。だから秋広には『オレは全然、そこは求めてないんだよね。3本打って、結果出たと思っているかもしれないけど、悪いけどオレの中ではそこは評価にはなっていない。追い込まれてもブアッと振ってくれって言っているじゃん』って話したんです。

――フルスイングしろ、と。

大久保 練習でもマン振りできなくなっている。監督が求めるのは大きな当たりを全方向に打って欲しいということですよね。松井秀喜になって欲しいから、背番号55番をつけているわけじゃないですか。

――今季、一軍で使えるレベルまで期待できますか? 

大久保 まあ一軍でも2割5分で30本打つ力はある。2割で30本でもいいです。それだったら8番に置けるから。ただ、今のチョコン、チョコンというのでは打っても10本ですよ。それじゃあ使えないんじゃないですか。守備もそう上手いわけじゃない。走れるわけじゃない。ならば僕らも「監督、違う選手がいいんじゃないですか」となりますよ。それが現状です。彼が3割3分打つならいいですけど、それはない。魅力はホームランを打つという、3割を打つより難しいかもしれないことで、それをできる可能性はあるんです。そこを秋広にはやって欲しい。ぜひ一軍、二軍と言わず、どっちにいようが高いところ、高いところを狙って、ホームランの打ち損じがヒットというバッターになって欲しいですね。