沖縄県は17日、2021年度県民健康・栄養調査の結果を発表した。20歳以上の肥満者の割合は、男性41・6%、女性24・8%となり、全国平均(男性33・0%、女性22・3%)を上回る状況があらためて示された。

野菜摂取量や生活習慣病リスクを高める飲酒量も全国より悪い値となり、県はバランスの良い食事や適度な運動などの必要性を呼びかけている。(社会部・島袋晋作)

調査は県が5年に1度実施。今回は、新型コロナウイルス感染対策や保健所業務が逼迫(ひっぱく)した状況などを踏まえ、調査対象を従来の満1歳以上から満15歳以上にするなど、手法を大幅に変えた。

22年1月から2月中旬にかけ、3208人を対象に実施。全国値は最新の19年国民健康・栄養調査の結果を比較対象にした。

身長と体重から計算する体格指数(BMI)25以上の肥満者の割合は男性で高く、特に働き盛りの30代は56・3%、40代は55・2%、50代は54・7%と軒並み5割を超えた。女性は70歳以上が最も高く37・1%に上った。

従来は実測値で算出していたが、今回は自己申告値を使用しており、過去の結果と比較できないという。県は「肥満の人は体重を小さく申告しやすいことが報告されているため、申告誤差を考慮する必要がある」としている。

一方、コロナの影響で「体重が増えた」と回答した割合は男性が27・4%、女性33・2%に上った。

20歳以上の1日当たりの野菜摂取量は男女とも7割以上が目標摂取量(350グラム)未満。平均値は男性262・5グラム(全国288グラム)、女性280グラム(同274グラム)だった。

また、生活習慣病のリスクを高める量の飲酒をしている割合は男性が17・2%(全国14・9%)、女性13・1%(同9・1%)と男女ともに全国を上回った。

県は「沖縄はアルコール性肝疾患が全国と比べて高い状況にあるため、節度ある適度な飲酒の普及啓発や多量飲酒への対策強化が必要」としている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/457965d604286fae0720f90f9ad9cfb8a97b6d87