決して短くはない、「鼻につく」「見るに堪えない」「凡作」を最後までお読みいただけましたこと「だけ」は感謝致します。
(「見るに耐えない」ではなく「見るに堪えない」が正用法です)
ただご指摘の内容は正直なところ、在り来たりの感を否めません。
ライトノベルの投稿作品講評によく見られるテンプレートを踏襲した通り一遍の批評で、全く参考になりませんでした。
ご自身でも作品を書かれるのか作品批評がご専門なのかは存じませんが、批評を専門となさるのなら、
もう少しパターン通りではないご自分なりの視点を身につけられることを、老婆心ながらお勧め致します。
例えば「劣等生という設定である意義を損なっている」とのご指摘がありましたが、
この作品は劣等生が努力を積み重ね代償を支払って遂にはエリートを凌駕する、というようなスポ魂的展開のものではありません。
劣等生という設定は、学校の優等生と有能な人材は必ずしも同じではないというアイロニーを込めたものです。
それを単に「劣等生」という単語のみから広く普及している克服型パターンを決めつけ、
パターンに沿っていないという理由で批判されてもこちらには何も響いて来ません。
寧ろ、「理論に凝り過ぎていてテンポが悪い」というご指摘で止めておけば、まだしも反省材料として受け容れられました。
もっともそれだとて、既に他の方々からご指摘を頂いていることではありますが。
ネット上には多くの良作が公開されているのですから、見るに堪えない凡作に関わってこれ以上時間を無駄にされないことを、
もう一つの、心よりのアドバイスとさせていただきます。