台湾有事が迫る今、日本はどのように行動すれば良いのかについて、森本敏元防衛大臣は語る。「台湾に中国共産党の旗が立つことを日本は前提に動かなくてはいけない」

森本氏曰く、台湾はウクライナとは違うと主張する。「ウクライナでは軍事侵攻の際に猛烈な抵抗を示しました。しかし、台湾でも同じことが起きるとは限らない。台湾はウクライナ人と違い、中国人というアイデンティティを共有しているのです。いざという時、多くの台湾人は戦うより和平を希望するでしょう」と語る。

確かに森本氏の分析は一石を投じている。台湾を中国の侵略から防衛しなくてはいけない、というのは日本の願望ですが、現実はそうではない。願望と現実は分けないといけないでしょう。