整った容姿と優雅な立ち居振る舞い着こなす性装、そして主人の指先一つで意を汲む完璧に調教されたクンドレたちを引き連れるちとせはいつもアイドル社交界の女王として羨望の眼差しを一身に集めてきた、これまでは。
粗野でまだ荒削りながら瑞々しい若さの圧倒的な“可能性の獣”そんなクンドレたちを従え現れた加蓮が今宵は誰の目も惹きつける。
加蓮の挑戦的な目がちとせを射抜く。「わたしが育てたクンドレよ。いつまでも‘女王さま’でいられると思わないで」と言わんばかりだ。
そんな加蓮を見たちとせは込み上げる悦楽に相貌を崩し妖しく光る赤い眼で優しく加蓮を見つめその牙を煌めかせる。「貴女に僕ちゃんたちを育てられる?」
女王としての自信と余裕、挑戦者としての若さと勢い。これからのアイドル社交界からは目を離せなくなると色めき立つアイドルの熱気と気圧される有象無象の下級クンドレたち。夜はまだ始まったばかりだ。

こういうイメージやったわ