>>278
「失敗だろ!」
→JAXAは過去のプレスリリースでも"失敗"と"中止""中断"を段階的に使い分けている
今回も慣例に沿って"失敗"ではなく"中止"と判断しているだけ

「一般的に言ったら失敗だろ!認めろよ!」
→記者向けの発表なので一般的な定義で"失敗"と発表する必要がない上に会見で「それ(一般的言えば失敗ということ)は違うとは言い難い」として否定してない

「なぜ"失敗"を失言扱いした!」
→JAXAは別に抗議してない
 失言扱いしてるのは過剰に擁護してるファンとメディア

「記事が"中止"に修正された!情報統制だ!」
→JAXAは別に抗議してない
 "中止"はJAXAの記者発表に基づいてるだけでそれ以外は全てマスコミの裁量によって書かれている
そのため実際はどちらかに偏って書かれているわけでは無く「一般的な表現」と「JAXAの記者向け表現」が混在している

「これが失敗じゃなかったら本当に失敗した時にも認めないだろ!」
→イプシロンロケットのプレスリリースでは"失敗"と発表している
https://www.jaxa.jp/press/2022/10/20221012-0_j.html
※過去の打ち上げ失敗も同様


・そもそもなぜ使い分けているのか?
→「打ち上げ失敗」という言葉のインパクトから誤解が生まれることを避ける目的もある
失敗:機体の消失等により目標不達・遂行不可能と判断された場合
中止:なんらかの要因により打ち上げプロセスが停止されかつ機体が無事な場合


打ち上げ準備開始
 ↳打ち上げ前に停止 打ち上げ中止(Abort)
  ↳当日の打ち上げ取りやめ 打ち上げ延期(Scrub)
 ↳リフトオフ
  ↳周回軌道に投入失敗 打ち上げ失敗(Failure)
  ↳周回軌道に投入成功 打ち上げ成功(Success)
   ↳所定の機動から外れる 部分的失敗(Partial Failure)