>>363

――高橋宏の“山本由伸フォームコピー騒動”の際には、立浪監督は、ハッキリと指針を示しましたね。

「高橋から山本選手にも連絡させました。山本選手にも迷惑がかかることなんでね。山本選手も“投球フォームは教えていない。自分を真似していただけ”ということらしいんです。今の選手は、すぐにいい選手のところへいきたがりますよね。自分に、ちゃんとしたものがあって、そこにプラスアルファというのであればいいんです。自分のものができてから、さらに上を目指すためのアドバイスならわかるんですが…。そもそも、山本選手とは(投球スタイルも体型も)違うわけですからね」

――今回の問題に賛否はありますが、私も監督と同じ意見です。自分で何がプラスなのかの取捨選択ができる段階になってから取り入れるべきで、プロ野球選手は、いくら個人事業主といえども、目標はチームの勝利であり、そこにはチーム方針があります。

「調子に乗っているとまでは言いませんが、もう少し考えて行動して欲しいですね。確かに高橋は皆さんに可能性を感じ取ってもらった投手で、WBCの日本代表にも選んでもらいました。でも、まだ6勝しかしていない投手です。しかも10日、12日と間隔を空けて使っています。中6日のローテーで回るようになって、それを3年続けてからでしょう?」