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2030年には最大でこれまでの10分の1となる、水素1キログラム当たり1ドルで製造することを目指す
H2Proは、イスラエル工科大学が開発した水素製造技術を基に、グリーン水素の普及を目指しています。
水素の水電解は製造コストが実用化の妨げとなっていますが、通常の水電解では酸素と水素が同時に発生するため、これらを分離するための隔離膜がコスト増の一因になっていました。
これに対して、同社が開発する新たな水素製造技術「E-TAC」では、特殊な電極を用いて酸素と水素を別々に発生させるため隔離膜が必要なくなり、電気分解を効率的かつ安価に行うことができます。
従来のやり方ではエネルギーの30%以上が失われていましたが、「E-TAC」では損失を5%まで抑えることができます。
また、2030年には最大でこれまでの10分の1となる、水素1キログラム当たり1ドルで製造することを目指しており、2023年のパイロット版提供、2024年の一般販売に向けて施設整備や研究開発を進めています。
https://techblitz.com/h2pro/