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オーストラリア先端材料研究所の研究者が今回、水素を貯蔵・輸送しやすいように粉末に加工する技術を開発したと発表した。
ディーキン大学の研究者は、水素ガスを窒化ホウ素粉末に取り込むというエネルギー効率の高い方法を発見しました。
粉末はその体積に比べて表面積が大きいため、理想的な補足材料となります。
ガスが粉末に吸収されてしまえば、通常の大気圧で輸送することが可能になります。これは、高圧タンクや液体水素よりも安全であると考えられます。
研究者たちは、この手法は他の保管方法よりも安全でエネルギー消費量も少ないと指摘しています。
燃料として使用する必要がある場合には、粉末を加熱することで水素を解放し、粉末は同じ用途で再利用することが出来ます。
この手法を産業規模に拡大して応用することが可能か、そして実際にそれを利用した場合にどれほど実用的かどうかはまだわかりません。しかし、これは魅力的なブレークスルーです。>>626