JAXAの岡田匡史・プロジェクトマネジャーによると、主エンジンが正常に燃焼を開始した後に、1段目機体の制御機器がエンジンへの電源供給系統で異常を検知。補助ロケットへの着火信号を送らず、主エンジンも停止させた。
 制御機器内には、電池からエンジンに電源を供給するスイッチがあるが、何らかの異常によりスイッチが一時的に切れ、電源が供給されなくなったという。
 JAXAは、機体そのものか地上設備の電気系統に異常が生じた可能性が高いとみて、さらに原因の絞り込みを進めるとした。