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「18億円馬券」を換金せず棒に振った伝説のギャンブラーとは?
https://gigazine.net/news/20190907-horse-racing-cracked/

2年の歳月をかけて新しい予想ソフトを完成させたベンター氏は、数十万ドルの元手とともに再び香港の競馬場に戻ります。
競走馬のパフォーマンスを計算するのに使用するデータを、20種類から120種類に増やすなどの改良を加えた新しい予想ソフトは、高い精度でレース結果を予想することができました。

ベンター氏が、ラスベガスでの経験から気をつけていたのが「勝ちすぎた時には馬券を換金しないこと」でした。
あまりにももうけ過ぎてしまって競馬場を出入り禁止になってしまった場合、苦労して作り上げた競馬の予想ソフトが無駄になってしまうためです。

そんな中、ベンター氏が迎えたのが2001年11月のレースです。自分の予想ソフトがはじき出した大穴に賭けてみたい魅力にあらがえなかったベンター氏は、40550ドル(約430万円)支払って馬券を購入。
レースの結果は予想どおりでしたが、ベンター氏はあらかじめ決めていたとおり、馬券を換金せずに競馬場を後にしました。

その後も競馬で勝ち続け、合計で10億ドル(約1070億円)以上を稼いたベンター氏は、2007年に慈善団体であるベンター財団を設立。香港やアメリカにおけるヘルスケアや文化・芸術の振興に取り組んでいます。
また、その傍らで医療情報を取り扱う会社を経営していますが、会社の利益はベンター氏が趣味で楽しんでいる競馬のもうけに比べたら微々たるものだとのこと。