岸田文雄首相は２４日、日本ソムリエ協会（田崎真也会長）が認定する３００人目の「ソムリエ・ドヌール（名誉ソムリエ）」に就任した。田崎氏が同日、官邸で首相と会談し、その後記者団に明らかにした。過去には小泉純一郎元首相らも就任したが、現職首相としては初めて。

田崎氏によると、首相は「大変うれしく思う。これを機に、日本の酒文化の海外普及にさらに力を入れていきたい」と述べた。平成元年に始まった名誉ソムリエの称号は、ワインや日本酒など飲料全般の普及への功績が評価され、授与される。首相は政界屈指の酒豪として知られており、各国要人らとも「飲みニケーション」で独自の人脈を築いてきた。

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