>>172
富野もゲームにはブチギレてたな

――ゲームについてお訊きします。ゲーム業界はファミコンの頃から活躍してきた“第1世代”がようやく60代を迎えたと言える、アニメ業界と比べても若い業界です。80代を迎えてなお現役で活躍している監督の生きかたは、世のゲームクリエイターが今後目指すべきところのように思うのですが、そのエネルギーはどこから生まれてきているのでしょうか?

富野電子ゲームを、やらなかったからだーっ!

――つまり、ゲームを遊ぶようなエネルギーはすべて仕事・アニメ作りに注ぎ込んで来られたということですね?

富野この世代だから、ゲームがいちばん初めに喫茶店で流行ったときの『スペースインベーダー』も見てきてるし、触ったこともあるわけ。おもしろいなと、よくできてるなと思ったんだけども、同時に「これはハマったら抜け出せなくなるな」というのもわかったんです。それだけのこと。