>>179
・北米のコミック業界は90年代以降、売上は右肩下がりで瀕死状態だ。この問題を解決するため、業界は女性やマイノリティの人々にターゲットをシフトすることに決めた
・人種や多様性の問題などを認識(Woke)することで売上に繋げようとしており、例えば黒人のバットマンや、バイセクシャルのウルヴァリンなどが誕生している
・社会問題に切り込むことでメディアから絶賛される上、現状コミックを買う若い女性が少ないことを考えると、理論上は正しい判断なのだろう。
しかし実際にこのやり方が売上に貢献しているとは言い難い。金を出してコミックを買うのはオタクであって、意識が高い人々ではないからだ
・一方で日本の漫画業界は『鬼滅の刃』が累計1億部を突破するなど非常に好調だ
・北米における2019年のコミック累計売上部数は1,550万部と『鬼滅の刃』の10分の1ほど。しかもその多くは教材や日本の漫画で占められている
・アメリカの漫画家やメディア関係者は「なぜ人々は作品を買わないのか」とファンを小馬鹿にする態度をとる。まるで沈没船で何が起きたか訳も分からず騒ぐネズミのようだ
・それに対して日本の漫画家はまず第一にファンを大切にする。読者層を途中で変更したり、ファンの悪口を言うのではなく、彼らを強く抱きしめるのだ。
あまりに強く抱きしめて”抱き枕”を作る行き過ぎた行動に出ることもあるが、こうしてオタクから支持を得て、愛情と小銭を落としてもらっているのだ

https://thefederalist.com/2021/01/07/what-u-s-nerd-entertainment-must-learn-from-japanese-comics-and-the-mandalorian/