まだ未解決事件

福島県いわき市勿来町窪田町通1丁目で起きた強盗殺人容疑事件で、殺害された小松ヤス子さん(85)への暴行は短時間で行われたとみられる。
9日、捜査関係者が明らかにした。いわき南署の捜査本部は犯行時間帯を絞り込むとともに、付近の不審な人物・車両などの情報を収集して容疑者の行方を追っている。
事件は10日で遺体発見から1週間となる。

 捜査本部のこれまでの調べでは、小松さんは1階玄関から4、5メートル奥の廊下に血を流してうつぶせで倒れていた。
侵入した何者かに鈍器のような物で強い力で複数回にわたり執拗(しつよう)に殴られたとみられ、後頭部や側頭部の傷が致命傷となった。

 関係者によると、血だまりの範囲は倒れていた場所の近くに限られ、足跡などからも連続的に暴行され、逃げる間もなく絶命した可能性があるという。
頭蓋骨が折れるなど、上半身には複数の骨折が確認されている。