海上自衛隊は、長崎県大村市内のパチンコ店で拾った“他の客のICカード”を使って約10万円相当の景品などをだまし取った男性自衛官を、27日付で懲戒免職処分としました。

懲戒免職処分を受けたのは、海上自衛隊大村航空基地の第22航空隊に所属する29歳の男性尉官です。

海上自衛隊によりますと、男性尉官は2022年10月、大村市内のパチンコ店で拾った他の客のICカードを精算機に投入し、
チャージされていた現金2,500円を払い戻したほか、
同じカードを景品交換カウンターに提示して、
10万3,400円相当の景品をだまし取ったということです。

男性尉官は一度、店を出た後に、だまし取った金を返そうと再び店を訪れていて、その際に警察官から事情を聞かれ発覚。

男性尉官は一連の行為を認めていて「拾ったカードの残金や出玉を確認したかった」と話しているということです。
第22航空隊司令の柏村 茂樹一等海佐は「今回生起した事案について大変重く受け止めております。
今後はこのような事案が二度と生起しないよう再発防止に万全を期して参ります」とコメントしています。

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