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県は2016年5月、野球場を核とする「遠州灘海浜公園」基本構想を策定、野球場建設に150億円から180億円、公園全体で210億円から250億円を見込んだ。当然、「防災・スポーツエリア」と位置づけされた。

その直後に、鈴木市長が「新球場完成後に現在の市営球場を廃止、隣接する市営陸上競技場を第1種陸上競技場に整備する」構想を発表。「第1種陸上競技場」は、サブトラックを有して、世界大会などを開催できる規模の施設を指す。市長の構想発表によって市民たちは、県の新野球場建設が、日本有数の陸上部を有するスズキへ「利益誘導」になっているのではないかと疑うようになった。

つまり、市営球場の跡地にサブトラックをつくり、地元浜松で国際陸上大会を開催したい鈴木修氏の野望を実現させる目的だったのだ。ケチで有名なスズキが5億円も寄付した理由がこれでハッキリとした。