才木も最初はTJ回避してた

最初は手術をせずに治療を受けながら痛みと向き合っていた。試合でなんとか投げることができたが、痛みは出た。状態が良くなったと思っても、また痛くなる――。

検査をすると、右肘の内側側副靱帯の再建術が必要な状態にまでなっていた。

「ドアノブに手をかけて(ドアを)開けようとするだけで痛かったです。歯磨き、頭や顔を洗うときもそうでしたね。ふとしたときに頭をかいたりとかした時も痛みが出るので、油断できないというか、ずっと気を張っていないといけなかったです」