>>62
①年末年始は元々、学校給食が止まるなどして、牛乳の消費が減り、生乳(※牛乳の原料)があまりやすい。
②新型コロナウイルスの影響で、ホテルや土産物向けをはじめとする牛乳や乳製品の需要が減少している。
③国内における生乳の増産傾向に歯止めがかからない。

過去に国内で深刻なバター不足があったことを受けて、生乳の生産を増やす努力を業界全体として進めてきました。その成果が去年・一昨年ぐらいから出てきていることもあり、生乳の生産が非常に増えています。 
しかし、現在、酪農家が生産量を増やす目的で積極的な努力をしているわけではありません。
生乳は増やそうと思ってから実際に増えるまでタイムラグがあります。
アクセルとブレーキを踏んで実際に効き始めるのが2年後になってしまう車を想定してもらえばわかりやすいです。つまり、現在の増産傾向を酪農家が分かっていても、実は止める手立てがないのです。