江戸時代に庶民が頻繁に食べていた昆虫には、イナゴ・スズメバチ類の幼虫・タガメ・ゲンゴロウ・ ボクトウガやカミキリムシの幼虫(柳の虫)・ブドウスカシバの幼虫などがあり、調理法も煮る・揚げる・焼く・漬けるなどなどさまざまでした。
今でも日本の内陸部で食べられている「イナゴの佃煮」は、この頃から定番の昆虫食だったといわれています。また江戸時代には「蚕のさなぎ」も食べられていました。日本初の虫類図譜の「栗氏千虫譜」にも、蚕のさなぎが子どもの疳の虫に効くと示されていますが、これは養蚕がすでに行われていた平安時代頃から食べられていたと考えられています。

食いまくってるやんけ先祖を許すな