野球の世界一を決める「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」に挑む日本代表。
投打の二刀流で活躍する米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手(28)が3日、名古屋市東区のバンテリンドームナゴヤで代表に合流した。大勢のファンが出迎えた。

大谷選手ら日本代表を見ようと、朝からドーム周辺ではファンの姿が目立った。
午後3時半すぎ、大谷選手を乗せた車がドームに入ると、関係者入り口周辺には人の波ができ、「ワッー」と歓声が上がった。
試合開始時間(午後7時)の3時間前には、大谷選手の練習参加を見るため、開場を待つ長蛇の列もできた。

観戦チケットがない人も「スター選手と同じ空気を吸いたい」と訪れた。

警備員の男性は「普段の(中日)ドラゴンズの試合のときとは比べものにならない多さ」と話した。

特に混雑したのが日本代表のグッズショップ。
案内スタッフの男性によると、午後1時半ごろが混雑のピークだった。
記者が訪れた午後4時前時点で、列に並んでから購入までのめどが「2時間待ち」。「何時間かかりますか?」「何が売り切れてますか?」。
スタッフは客からの質問に「ユニホームはもうありません」などと答えながら、「自分も大谷選手、見たいっす」と、本音もこぼしていた。