>>275
清原氏は1996も1997も安定して30本塁打打ってますよ。
それなのに肉体改造を始めた理由を清原氏から聞いたと石毛氏が語ってます。

石毛 清原が巨人に移籍して1年目か2年目だったと思います。現役を引退していた自分は、評論家としてグラウンドに行った時、
「なんでそんなに体を大きくしたんだ?」と清原に聞いたんです。
すると、「子どもたちに150m級のデカいホームランを見せてあげたいんです。スゲーって憧れる存在になりたいんです」と話していました。
アメリカンフットボールの選手は、体重100kgを超えていても100mを10秒台で走るとか、「単に体が太いだけじゃないんですよ」と、パワーとスピードを兼ね備えた体についても話してましたね。
自分は「100mでも150mでも、ホームランはホームランじゃないかな」と思っていましたけど。

ーー肉体改造によって得たバッティングと新人時代のバッティングの違いは?
石毛 新人時代を例えるなら「柔」。体にキレがあって、シュッとやわらかいスイングができていました。
一方、肉体改造に励んでいた巨人時代は「剛」。ガーンと打つだけのように見えましたね。体を大きくすると、大きいスイングでホームランを打とうとしがちなんですが、実際はスイングを大きくするとバットの芯に当たる確率が下がるので、自分は賛成できなかったんです。
徹底して体を鍛えると、変に自信がついてボールから逃げないので死球も多くなりますし、打ち急いで体の開きが早くなったりすることもありますから。