前回監督の小久保「(大会が)始まる前はスモールベースボール(をするのか)みたいな、そういう質問が多かったんですよね。僕は代表監督を3年半ぐらいやらせてもらいましたけど、もっと簡単に盗塁ができて、ランナー二塁の状況をつくれると思ってました。でも、国際大会はルールが全然違う。(投手のセットポジションが)完全停止じゃないし、左投手でも、誰が見てもボークでしょっていうのも取られない。意外に盗塁ができません。結果的にWBCは長打で勝ちましたよね。効果的なホームラン。オーストラリア戦の中田(翔)の決勝ソロもそうですし、キューバ戦の山田(哲人)も、イスラエル戦の筒香(嘉智)のホームランもそうですし【注3】。東京ドームが本拠地ということもあるんで。今回もメンバーを見たら、長打を打てる選手がそろってるわけですから」