急転直下の失敗にぼうぜん H3ロケット責任者 理事長ら謝罪・JAXA

1月17日には打ち上げ直前で中止となったが、この日は順調に発射台から宇宙に向けて飛び立った。開発が難航した新型エンジン「LE―9」は設計通り燃焼したとみられ、管制室内で見守っていた岡田氏は「よくやったな」と喜びを感じていた。
直後に襲った2段目のトラブル。「急転直下だった。そこからはよく覚えていない。ぼうぜんとしていたと思う」と述べた。

電気系統などの異常が想定されるが、「あまり決めつけると本当のことが見えなくなる」として、幅広く原因を探る方針を示した。

H3は人工衛星打ち上げなどに活躍する予定の基幹ロケットで、「少しでも影響が小さくなるよう、一日も早く飛行再開を目指したい」と言及。「乗り越えられない壁ではないと思う。みんなと力を合わせて乗り切りたい」と前を向いた。

これに先立つ会見冒頭では、JAXAの山川宏理事長らも「多くの国民のご期待に応えられず、深くおわび申し上げる」と謝罪。相次ぐ基幹ロケットのトラブルに「重く受け止めている」と述べ、「原因を究明し信頼回復につなげるのが責務」と繰り返した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/66c8ed4768dafe64ba209f56666dc9915bb1bff5

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