育成6位で指名したのは古長だった。独立リーグの26歳で身長164センチの小兵。意外過ぎる指名に興味が湧いた。今季の成績を見れば、わずか36試合の出場で打率・155!?
不調だったのかと昨季の成績を見れば、打率・239、0本塁打、15打点。特筆すべきモノはない。謎が謎を呼んだ。

 牧田勝吾編成部副部長(46)は「よくぞ聞いてくれた!」と言わんばかりに冗舌に語り出した。

 「独立リーグで福島が一番厳しい練習をしている。そこから一人取りたいと思っていたんです。その中で岩村(明憲)監督(元ヤクルト)とバトルして、干された選手がいると聞いて“これだ”と思いました」

 肩が強いとか、足が速いとか、遠くに飛ばせるとかではなく、監督に逆らったのが決め手だったというのだ。

「監督に対しても自分の意見を言える。やんちゃというか、我の強い選手を毎年一人入れたかった。ルーキーの中のキャプテンみたいな存在ですね。去年は大下でした」
https://www.daily.co.jp/opinion-d/2020/11/16/0013867721.shtml