高市早苗「30歳のバースディ その朝、おんなの何かが変わる」(大和出版)

 恋の話をいっぱい書くことにした。
「頭の中は恋のことでいっぱい」のプライベートライフには呆れられてしまうかも。
 お酒の思い出といえば、地中海で、海の見えるホテルの部屋で、飲みィのやりィのやりまくりだったときですね。それでウフフフフ……。
朝、寝起きに熱いシャワーを浴びながら、彼が選んでくれた極上の赤ワインをいきなり飲み始める。バスローブのまま。
ルームサービスを食べるときも当然、ベッドで裸の上にブランケットを巻いたまま。
彼がすばらしいテクニックを持っていることは言うまでもない。トコトン、快楽の境地におぼれられる相手じゃないと話にならないわけ。
 三〇歳を過ぎて二五歳の若いピチピチした男の子をたぶらかすなんて、犯罪じゃないかという気がしていた。でも、私は二〇代のときよりもいまのほうがいいカラダをしているかなって思う。
 頑張っている同性の皆さん、一度っきりの人生だもの、自分に気持ちいいように生きようネ!